こんにちは。
海外とボランティアが大好きななおみん@posipara88です😃
海外旅行に行くように、海外ボランティアを楽しんでいます。
今回は、韓国・アニャンでボランティアに参加したときの様子をご紹介します。
Contents
韓国・アニャンってどこ?
今回のボランティア活動の場所は、ソウルから南へ約20キロ行ったアニャン(安養)という街でした。ソウルやプサンは知っているけど、アニャンってどこ?という感じではないでしょうか。観光地ではない普通の街に行けるのもボランティア活動ならではです。
ちなみに、私の主人は韓国人なんですが、主人はアニャンの高校に通っていたんです!懐かし~いと言ってました。
アニャンの街
行き方は?
日本からソウルへの直行便はたくさん出ていて、LCCもより取り見取り。東京からなら2時間弱で行けて、場合によっては、国内旅行よりも安くて速くて手軽。日本から最も行きやすい国の一つですね。
スケジュールは?
ざっくりとしたスケジュールは以下のようでした。
1日目
午後:ソウルのホテルにチェックイン
夜 :参加者全員で夕食 ※韓国の伝統料理をいただきました。
2日目
8:00:アニャンの孤児院に移動
午前 :施設の掃除、韓国海苔巻き作り
昼 :韓国すきやき
午後 :孤児院の子どもたちとクリスマスパーティ
夜 :参加者全員で豚の三枚肉の焼肉(サムギョプサル)
自由行動
3日目
9:00:ソウル近郊の低所得者の多い地域に移動
午前 :各家庭に練炭運び
解散
午後 :ソウル市内観光
ボランティアツアーの内容は?
活動場所:
①アニャンの孤児院 平和の家
②ソウル近郊の低所得者の多い地域
活動内容:
①孤児院の清掃、昼ご飯作り(韓国海苔巻き150本)、子どもたちとクリスマスパーティ
②低所得高齢者の方々の家への練炭配り
参加者:
約40人(韓国人30、日本人7)※日本人は初参加とのことでした。
1日目:韓定食で親睦会
フレーザープレイス南大門ソウル
まず初日は、夕方にソウルのホテルにチェックインしました。泊まったのは4つ星ホテルのフレーザープレイス南大門ソウル。南大門に歩いて行ける距離でした。
今回は娘たちも一緒に参加したので、3人泊まれる広くてゆったりした部屋で快適でした。
ホテルのロビー
ロビーで、コーディネーターのマレイシア人の方と韓国人ガイドの方が迎えてくれました。
今回の参加者は40人程度で大半が韓国人ですが、私と娘2人、私の友達と息子さんに加えて、2人の若い女性の方が日本から参加していました。なので、日本人は7人!
ボランティアツアーを多くの日本人の方々に体験してもらいたいと思っている私としては、とっても嬉しかったです。
私は英語と韓国語ができるのでスタッフの方々に大変重宝がられて、日本人専用の通訳スタッフのようでした。そういうこともこのボランティアツアーの楽しみの一つで、またこの楽しい時間が始まったと思うとワクワクしていました。
夜は、参加者みんなで韓定食を食べに高麗亭というレストランへ。次から次に美しい料理が並びましたが、食べるのに夢中で写真を撮るのを忘れてしまいました(^^;)
子どもたちに渡すクリスマスカードを準備
今回は孤児院での活動なのですが、活動の最後にクリスマスカードとプレゼントをあげるということで、私達もカードにメッセージを書くという宿題をもらい、ホテルに帰ってから娘達と協力してカードを作りました。
2日目午前:孤児院で韓国海苔巻き作り
8:00に集合して、バスでアニャンの「平和の家」という活動先に出発しました。ここは約70年前に開設された孤児院で、幼稚園から大学生まで約70人の子どもたちがいる広い施設でした。
施設の清掃
まずは手分けをして施設の掃除。私達はトイレ掃除や廊下、階段の掃除をしました。
韓国海苔巻きの材料
みんなで海苔巻き作り
その後は、子どもたちのお昼ご飯用に韓国海苔巻き作り。なんと150本作りました!
日本の海苔巻きとは違って、ご飯は塩とごま油で味付け。具材は、カニカマ、ハム、たくわん、薄焼き卵、きゅうり、人参です。韓国ボランティアの方々に教えてもらいながら、た〜くさん巻きました。
「日本にも海苔巻きはあるの?」「日本語で◯◯はなんていうの?」などなど話しながら、忙しいながらも楽しい時間でした✨
2日目昼:韓国すきやきで休憩
韓国すき焼き
お昼の時間は、韓国レストランに行ってプルコギ(韓国すき焼き)を食べました。
娘たちは周囲の韓国人に話しかけられて、韓国語、英語、ジェスチャーで答えようと奮闘していました。その様子は嫌そうではなくて楽しそう。
以前、私が一人でプラハのボランティアに行った時、15歳の娘さんと参加していたセルビア人のお母さんに、「なんで子どもをボランティアツアーに連れて来なかったの?学校よりも大事なものがあるでしょ!」と強く言われたことがあるのですが、ボランティアツアーでの娘たちの様子を見ていると、あの時の言葉が腑に落ちます。
学校を休ませることには賛否両論あるかと思いますが、私は「世界が学校」を実践していきます。
アニャンの市場を散歩
お昼ご飯を食べたところには市場もあったので、食後に散歩をして韓国の田舎の市場の雰囲気も味わいました。普通の観光では行くことのない、韓国の日常を見ることができました。
2日目午後:孤児院でクリスマスイベント
マジックショー
施設の子ども達とクリスマスイベントを楽しみました。
まずは、いくつかのマジックでギネス記録を持っているというプロマジシャンによるショー!見事な手さばきで、子ども達だけでなく、私達もびっくりしながら楽しみました。
ショーの後でストローを使った、簡単だけど、えーっ!とビックリするマジックを教えてもらい、隠し芸のネタをゲットしました。
簡単に吹けるかわいいオカリナ
マジックショーの次は、「5分で吹けるオカリナ講座」。珍しいオカリナでしたが、とても簡単で、30分後にはみんなでジングルベルを演奏できるまでになりました🎵
指導してくれた先生は自分自身が孤児院で育ち、そこで楽器と出会って音楽の指導者になったとのこと。施設の子どもたちに教えたかったのは、オカリナの吹き方ではなく、希望を持って生きることの大切さです、という話が心に響きました。
子どもたちにクリスマスプレゼントとカードを。
そして、最後はこの日のハイライト。施設の子どもたち一人一人に私達が前夜に準備しておいたカードとプレゼントを渡して、心の温まる時間でした。
2日目夜:サムギョプサルで打ち上げ
サムギョプサル(三枚肉の焼肉)
施設での丸一日のボランティア活動を終えて、夕食はボランティアのみんなでサムギョプサル(三枚肉の焼肉)を食べに行きました。
初日の韓定食に始まり、キンパ(韓国海苔巻き)、プルコギ(韓国すき焼き)、サムギョプサル(三枚肉の焼き肉)と、韓国のボランティアツアーは美味しいものざんまいでした。
夜の南大門市場
手軽なスナック ホトック
食後に少し時間があったので、ホテルから徒歩5分の南大門市場へ行ってみました。
韓国のB級グルメが食べられる屋台がずらっと並んでいました。食べたいものはたくさんあるけど、もうお腹はいっぱいなので、ホトック(揚げドーナツ?)の蜂蜜入りを購入しました。揚げたてアツアツ。一個100円。
ライトアップされた南大門
夜のソウルはイルミネーションもきれいで、南大門もライトアップされていてとてもきれいでした。
3日目午前:低所得者家庭へ練炭配り
最終日もロビーに8時に集合。とても寒くて、雪が降りそうな日でした。
この日の活動は練炭運び。低所得者にとってガスや電気は高いので冬場は練炭を使うのだそうです。低所得者にはお年寄りが多く、重たい練炭を運ぶことは無理なので、代わりにお届けしました。
ビニールのレインコートを逆に着て準備
練炭を持つと真っ黒になるのでビニールのレインコートを逆に来て、ゴム手袋をはめて準備完了。怪しい団体になって町を歩きました(^^;)
車が入るギリギリのところに練炭が積み上げてあるので、そこから家までの細い路地を私達が人力で運びました。練炭って結構重いんです!それを2個ずつ持って何往復もしました。
最後のお家は、路地の奥の奥だったので、ボランティア30人全員が等間隔に並んで、バケツリレー方式で運びました。
積み上げられた練炭
雪もチラチラ降る中、汗をかきながら、でも笑いながら、みんなで協力して運びました。
終わった後は、韓国人も日本人も大人も子供も関係なく「スゴハショッスムニダ!」「お疲れ様!」とハイタッチ。こういう人と人とが垣根を越える瞬間を感じられるのはボランティアならでは!私の大好きな瞬間です。
これでボランティア活動の全行程は終了。
観光では決して訪れることのない場所、経験することのないことをして、本当に本当に充実した時間でした。
3日目午後:自由行動
ボランティアツアーの活動は午前で終わったので、ホテルで身仕度をしてチェックアウトしました。帰国の飛行機は19:30で時間があったので、ソウル観光をしました。
チーズタッカルビ
まずはお昼ご飯に、チーズタッカルビ!辛いのが苦手な次女もチーズで味がマイルドなので食べられました。
Cafe Imaの外観
Cafe Imaの内観
その後、旧日帝時代から使われている建物の一階にあるCafe Imaへ。建物には歴史を感じますが、中はすっかり改装されておしゃれでした。有名なワッフルを食べましたが、これがまたおいしい!おすすめです。
キョンボックン(京福宮)
腹ごしらえは完了したので、すぐ近くの京福宮(キョンボックン)へ。
王様の住居であり、政治を行っていた場所です。広大な敷地に、威厳と美しさを備えた建物が立ち、後ろにはそれを守るように岩山があります。ずーっと奥まで行きたかったのですが、今回は時間切れ。かつ寒い!もう少し暖かい時にゆっくり行きたいと思います。
ナンデムン(南大門)
そして、最後は南大門へ。一般的には、ナンデムンと呼ばれていますが、正式な名前は、スンネムン(崇礼門)です。2008年に放火で木造の大部分が焼失してしまったのですが、今では堂々とした姿を復活させています。門の前には、伝統的な服を着た衛兵もいて、タイムスリップした気分が味わえました。
さいごに
ボランティアというと労働、作業というイメージですが、今回は海苔巻き作りやマジックショーなど参加者自身も楽しめる活動がたくさんでした。
それってボランティア?と思われるかもしれませんが、海苔巻きの材料、ショーやプレゼントの費用はツアー参加費から捻出されているので、金銭的な寄付をしているということにもなるんです。
子ども達にも喜んでもらえるし参加者も楽しめる。素敵なボランティアの形だなあと私は思うのです。
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